リウマチとは
リウマチ（関節リウマチ）は、本来なら病原菌などの外敵を攻撃するはずの免疫が暴走してしまい、主に手足の関節が腫れたり痛んだりする病気です。炎症は関節だけでなく目や肺など全身に拡がることもあるほか、微熱や倦怠感、食欲不振などの症状が現れることもあります。進行すると関節の破壊や変形をきたしてしまい、手術が必要となります。
リウマチの初期症状
次のような症状がみられた患者様は、リウマチの初期症状の可能性があります。
- 朝方に手足の指関節がこわばる
- 関節のあちこちが痛む
- 手足のしびれや痛みがある
- など
リウマチのリハビリテーション
リウマチの患者様は、関節に痛みを伴うことが多く、徐々に関節部が固くこわばってしまいます。これを防ぐために大切になってくるのがリハビリテーションです。毎日繰り返し、長期にわたって行えば、関節の機能障害を抑え、痛みも緩和されます。
リウマチの治療
リウマチの治療にあたっては、まず薬物療法やリハビリテーションを行いますが、痛みが治まらないときや、関節障害のために歩行が困難なときは、滑膜切除術や機能再建術などを検討します。このうち滑膜切除術は、痛みの原因となっている滑膜を取り除くことにより、痛みなどの症状を改善させます。術後は腫れや痛みが軽減するので、お薬の量を減らすことも可能になります。一方、機能再建術は、リウマチの病状が進行し、関節が破壊されてしまったケースで行われます。膝関節や股関節、肩関節などを人工関節に入れ替えることにより、痛みが解消されます。
